お供養の話

先祖供養、水子供養、針供養、人形供養・・。供養とは一体なんでしょう。
「あなたの肩に水子さんの霊があります。お供養なさいませ」と聞くととても攻撃的で怪しげに聞こえます。
ご先祖様が「お腹が空いているので人間を護りきれない」という
SOS信号の一つとしてお供養をしていないと人間になんらかの形で知らせることはあります。

ご先祖様の力を強くすることで有縁さんが人間に及ぼす影響から護っていただけるわけです。ご先祖様をお供養できる機会があれば、それは是非するべきでしょう。では、どんな方法があるのでしょうか。
神社仏閣での祈念が一般的でございます。もちろん、個人で拝む方もいらっしゃるでしょう。
針供養にしても人形供養にしても「今まで私の役に立ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを「供養」という形に表すのは、心のとげが一つ 抜けていくようなことですね。そしてそれはモノに宿った思念を浄化することにつながります。
昔から「つくもがみ」という言葉があるように、大事にしたものほど念が宿って、別の意思を持ってしまうことがあります。また、粗末に扱えば扱うほど「よくも・・」という
思念をモノが持つこともあります。ご先祖様に届くようなお供養。これを心がけていきたいものですね。